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3 修理ルポ~ B) リードまわりのメンテナンス
アコーディオンの修理で一番気を使うのが、リードまわりだということは言うまでもない。
37鍵盤のMMLで 押し引き含め 高音部には222枚、 低音部4列式で96枚、
合計318枚のリードが装てんされている。
これが41鍵盤HMML、MMMLなど4セットタイプだと、同様に328枚と120枚 計448枚になる。
この300枚、400枚のリードのコンディションを見極め、音程と、音質、インターバルと和音
の響きをつむぎだす作業は、奥の深い、手間のかかるものだ。 センスのよしあし
が問われる、難解な作業でもある。
当店でどのような作業をするのかといえば------ 。
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3 修理ルポ~ A)キーボード編
当方で行っている修理の実例をご案内しましょう。
今回は、ExcelsiorのMML 37鍵120ベース。

症状 「鍵盤を押さないのに音が鳴る。バリバリというノイズが出る。キーの動きが緩慢。ベローまわりの修復」
この楽器は由緒ある「うたごえ」酒場で活躍してきた。もう40年近く働いてきた楽器だ。
ヤマト宅急便で1000Kmの長旅をして、わがクリニックの診察台のうえに横たわっている。その汚れ、へこみ、鍵盤のべっこう色の変色を見ると想像できますか。どんな過去をもっているか。
左右のグリルボタンは、なんとガムテープ。Excelsiorのロゴは全て、どこかへいってしまった。ジャバラのリブはすれてベローの色も変わってしまった。それだけではない。ジャバラを動かすとすかすかで、しかもキーを押さないのに複数の音が出る。鍵盤は、いくつかスタック(押したまま戻りの鈍いキー)している。
実はこういった「ひん死」の状態で、当クリニックに持ち込まれるにはそう、珍しいことではない。
広い日本には、今やおそしと''重症楽器''が再生される日を待ち望んでいるのだと思う。
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